ドライヤーで髪を乾かすと傷みそうで、自然乾燥のまま寝てしまいます!?
「ドライヤーの熱は髪が傷みそうで怖いから使わない!」
「仕事や家事で疲れて髪を洗った後、気が付いたら乾かさずに寝ていた!」
「自然乾燥の方が、髪が傷まないのでは?」
お客様との問診の時、良くこのような質問を頂きますが…
髪が濡れたままや、半乾きのまま寝てしまうと
「ドライヤーで乾かすより傷むことをご存知ですか?」という質問に対して、
約半数の方は「ウソでしょ?」と、一様に驚いた顔をなされます。
この事からも、まだまだ「ドライヤーは髪を傷める!」と思っていらっしゃる方が多いと思われます。
髪の性質を理解しましょう
人間の髪の毛は濡れるとキューティクルが開き、乾くと閉じる性質を持っています。
そして、キューティクルが開いた髪が濡れている状態では、
クシで無理矢理しごく・髪同士をこすり合わせるといった摩擦で
簡単に傷ついてしまう位とってもデリケートなんです。
もし1度でも半乾きや濡れたままで寝てしまうと、
枕との摩擦でキューティクルは簡単に剥がれて髪同士が絡まりあい、
髪の内部のタンパク質が傷ついて水分が保てなくなり、乾燥してパサパサ状態に。
一方ドライヤーの場合は、アイロンのように髪に直接熱が加わらず、
温まった風が髪に当たりますから、風量や距離や当て方を調節すれば殆ど傷みません。
特に夏の季節は、身体の疲れに厳しい暑さもプラスされ、ドライヤーで汗だくになる事に心も折れがち。
たった1回ならそれほど心配しなくても良いのでは?という
軽い気持ちがダメージの悪化を加速させてしまいます。
これ以上髪を痛めたくない!という気持ちを奮い立たせて、
ドライヤーで乾かしてから寝るよう心掛けてくださいね。