CO012 ドライヤーの熱と自然乾燥

ドライヤーで髪を乾かすと傷みそうで、自然乾燥のまま寝てしまいます!?

 

「ドライヤーの熱は髪が傷みそうで怖いから使わない!」

 

「仕事や家事で疲れて髪を洗った後、気が付いたら乾かさずに寝ていた!」

 

「自然乾燥の方が、髪が傷まないのでは?」

 

お客様との問診の時、良くこのような質問を頂きますが…

 

髪が濡れたままや、半乾きのまま寝てしまうと
「ドライヤーで乾かすより傷むことをご存知ですか?」という質問に対して、

 

約半数の方は「ウソでしょ?」と、一様に驚いた顔をなされます。

 

この事からも、まだまだ「ドライヤーは髪を傷める!」と思っていらっしゃる方が多いと思われます。

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髪の性質を理解しましょう

 

人間の髪の毛は濡れるとキューティクルが開き、乾くと閉じる性質を持っています。

 

そして、キューティクルが開いた髪が濡れている状態では、
クシで無理矢理しごく・髪同士をこすり合わせるといった摩擦で
簡単に傷ついてしまう位とってもデリケートなんです。

 

もし1度でも半乾きや濡れたままで寝てしまうと、
枕との摩擦でキューティクルは簡単に剥がれて髪同士が絡まりあい、
髪の内部のタンパク質が傷ついて水分が保てなくなり、乾燥してパサパサ状態に。

 

一方ドライヤーの場合は、アイロンのように髪に直接熱が加わらず、
温まった風が髪に当たりますから、風量や距離や当て方を調節すれば殆ど傷みません。

 

特に夏の季節は、身体の疲れに厳しい暑さもプラスされ、ドライヤーで汗だくになる事に心も折れがち。

 

たった1回ならそれほど心配しなくても良いのでは?という
軽い気持ちがダメージの悪化を加速させてしまいます。

 

これ以上髪を痛めたくない!という気持ちを奮い立たせて、
ドライヤーで乾かしてから寝るよう心掛けてくださいね。

 

QA008 髪のパサつきケアで大切なことは何でしょう?

トリートメントをタップリ付けても、つや出しワックスでセットしても、髪のパサパサパサが一向に改善されないんです!?

 

髪がパサパサして「スタイルがまとまらない」、髪にツヤがなくて「老けて見られる」とお悩みのあなた。

 

今回はこの「パサつきのメカニズムとうるおい対策」について簡単に解説したいと思います。

 

人間は体重の約70%もの体液という水分を体内に蓄えていることで、細胞を作ったり身体を動かすエネルギー、皮フや臓器の潤い維持、体温調節…などを行っているのですが、運動や温度変化等で大量に体液が使われた後に足りない分を補給しないでいると、身体の至る所に異変のシグナルが出てきます。

 

髪もまったく同じで、11~13%の水分を髪内部にキープすることで潤いを維持しています。

中でも特徴的なのは、「キューティクル」が弁の役割を担って空気を出し入れする機能が備わっていることです。

 

植物が空気中の二酸化炭素を取り込んで光合成のエネルギーとする様に、髪もキューティクルを開閉して空気中の水蒸気を取り込む事で潤いを補い、しなやかさとツヤを保っています

 

もし髪内部の水分量が何らかの原因で著しく減った場合には、「パサつきと」いうシグナルで教えてくれます。

 

 

あなたの一番の悩みである「パサつきのシグナル」を引き起こす原因として考えられるのは…

◆パーマ・カラー剤などの異質物の残留、
◆ドライヤーでの乾かし過ぎ
◆エアコン等の冷暖房機器の熱や風
◆太陽からの強力な紫外線
◆空気の乾燥

…等による「化学的・物理的ダメージ」

 

 

更には、
◆血圧降下剤の服用
◆肝疾患や低血圧による血流障害
◆術後・生理前後・妊娠出産

…等による「身体の代謝機能の乱れによるダメージ」もございますので注意が必要です。

 

 

☆これら失われた髪の潤いを取り戻すために一番必要なのは、足りなくなった水分を与えてあげることです。

ただ水分であれば何でも良いの?というと、そうではなく、毛髪の成分である16種類のミネラルが含まれていればベストですが、保湿成分等が一切含まれていない天然ミネラル水であればベターです。
人工的にミネラルを入れて作られた水でも良いのですが、自然の水には適いません。

 

 

なぜなら、人間の髪・肌・身体には、異物の進入から身体を守る「防御作用」があり、ミネラル以外の成分は天然や人工に関係なく、どんなに高級で身体に優しい保湿成分であっても髪内部では異質物とみなされ、身体の防御作用によって馴染まないからです。

 

 

トリートメントや整髪料に頼っているあなたは是非、水分補給を見直してみてください。
髪が本当に喜びを感じた時には「天使の輪」という最高の笑顔で応えてくれます。

 

 

パサパサ髪を直したい!とお考えのあなた、
美容室ルグランまでぜひ一度ご相談下さい。

 

 

 

CO005 髪は何処で傷み、何が悪化させているの?

【あなたのつやサラ髪をゴワゴワ・パサパサ髪に変えてしまう原因をご存知ですか?】

 

 

小学生の頃は、黒くて天使の輪が輝いていてつやサラな髪だったのに…
今では、ゴワゴワ・パサパサで艶がなくプチプチ切れてしまう程、傷んでしまったのはナゼ?

 

 

多くのメディアでは、パーマやヘアカラー等の化学的ダメージや、ドライヤー等の熱や摩擦などが、髪を痛める代表格と言われています。

 

がしかし、

 

 

この他にも髪の専門家やカリスマ美容師でさえもでも知らない「パーマやカラー以上のダメージを与える原因」が2つ存在します。

 

 

この真実を知らない限り「ヘアダメージの悪化スパイラルから抜け出せない!」と、断言しても良いくらい重要なウェートを占めています。

 

 

【美容の世界に於ける一般常識が真実とは限らない!?】

 

 

こんな事を言ったら、美容界全体を敵に回しかねませんが、あなたの髪や身体の健康を真剣に考える故、勇気を持って言わせていただきます。

 

◆合成油脂配合のリンス・トリートメントなどの整髪料類でのお手入れ

◆自然環境悪化による、汚染された空気と水の摂取

 

この2つが、髪とお肌の傷みを大きくしている元凶です!

 

 

今では、ノンシリコンを謳い文句にしたシャンプーやトリートメントでの栄養補給や補修が、傷んだ髪のお手入れの常識となっていますが、相変わらず「ゴワゴワ」「パサパサ」の傷みで悩んでいる方が後を絶ちません。

 

 

昭和初期から30年代頃まではリンスやトリートメントなどは無く、髪は石けんで洗うだけだったにも拘らず、アジアンビューティといえば日本人といわれる位、キレイな髪をしていたそうです。

 

 

確かに今と比べればパーマやヘアカラーの頻度が低かったこともあります。がしかし、
近くの山や井戸を掘って天然のミネラルが豊富な水を引いて食事や飲用に使ったり、新鮮な空気を身体に取り入れることが可能だったお陰で、髪・お肌・身体の持つ自然治癒力が100%発揮される環境にあり、空気と水の力で知らず知らずのうちに悪い物が浄化されていたのです。

 

 

また人間は、飲まず食わずでも3日程度なら生きていけますが、空気を5分ほど断たれたら簡単に死んでしまうほど脆く、髪や身体に取っては必要不可欠なのです。

 

 

ところが、今の空気やお水はどうでしょう?

 

 

排気ガスや工場の排煙・廃水から出される酸化物で汚れ、頭皮やお肌の毛穴や身体のいろんな器官を侵し、アトピー、脱毛、断毛、原因不明の疾患を引き起こす要因にも上げられている程です。

 

 

そして、シャンプー・リンス・コンディショナーはじめ、トリートメント・セット剤等に配合されている『シリコン』は2009年頃から少しずつ、髪に良くない!と紹介され始め、

 

 

2010年に入ると「ノンシリコン」が謳い文句の製品が増えてはいますが、それだけではまだまだ不十分。

 

 

なぜなら、良い香りでツルツルの手触りに仕上がる香料や合成油脂(美容成分)が入っているからです。

 

 

これらが少しでも髪の中に入ると、紫外線による酸化で内部のタンパク質を壊していき、空洞化(髪粗鬆症)によるスカスカな髪へと変わってしまいます。

 

 

美容院でのパーマ・ヘアカラー・熱で受けた化学的ダメージが、ご家庭での毎日のヘアケアによる物理的ダメージが加わることで、さらに大きなダメージへと進行させてしまいます。

 

 

いくらトリートメントでお手入れを繰り返しても、髪のパサつきはなかなか解消されないばかりか、切れ毛・抜け毛へと症状の悪化で悩む人が増えていることからも、ハリコシの弾力低下への影響は大きいと推測できるのではないでしょうか。

 

 

もしあなたが、髪のダメージの悪化を防ぎたいとお考えならば、リンス・トリートメント・整髪料…などは今スグ使用を中止し、「泡立ちが少なく、髪の引き締め力を壊さないシャンプー剤」での洗髪、良質なミネラルとオイルで潤いバランスを整えるお手入れをお勧めします。

 

 

髪が細くなったかも?量が減ってきたかも?と感じ始める前に行なって下さいね。

 

 

 

QA003 シャンプー選びを間違えると髪や頭皮がカサカサに!?

【しっとりタイプのシャンプーを使っているのに、髪や頭皮が乾燥でパサパサ・カサカサしてしまいます!?】

 

しっとりタイプのシャンプーなら、髪や頭皮がしっとり潤うと思って使っていたのに、一向に良くならない。
それどころか、乾燥症状が更に悪化してしまって正直どうすればパサパサ・カサカサが良くなるのか、全然わからなくなってしまいました。

 

 

私が美容界に入った30年程前は、今のシャンプーほど高機能ではなかったにもかかわらず、

ひどい乾燥で悩む方は100人の内10人いるかいないか位でした。

 

それがどうでしょう、2005年頃から乾燥症状を訴えられる方が急増し、

今現在では髪の悩み相談者100人の約半数の方がパサパサ・カサカサ状態で悩んでいます。
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わずか30年程でここまで乾燥症状が悪化してしまった原因として考えられるのは、

東洋医学的思想から見た場合、身体の冷えが私たち人間に昔から備わっている

「うるおい維持力の低下」を引き起こしていること、そして
毛髪再生学的思想から見た美容では、「うるおい維持力の低下」で減少した

皮脂を取り過ぎてしまう『シャンプー剤の洗浄力』による所が大きいと思います。

 

 

【皮脂のキープが健康な髪と頭皮を育てる鍵!?】

 

 

人間の身体の中から分泌される「皮脂」は、
・顔や頭をはじめ、体全体のお肌の水分の蒸発を防いで潤いを維持
・身体の中にお水が入らない様にシャットアウト
・身体の中にウィルス(病原菌)が入らない様に保護
・髪の卵を製造するための栄養素
・毛髪の潤いや弾力の維持をサポート
……など、

重要な働きを任されているだけで無く、

健康な髪を育てたり維持していくためにも無くてはならない成分なのです。

 

本来シャンプーは、余分な汚れや脂を取り除きながら潤いに必要な皮脂量をキープする目的で使われていましたが、香り・手触り感・泡立ち感の気持ち良さが重要視されるにつれて、髪と頭皮のパサパサ・カサカサ症状が悪化している様に感じられます。

 

 

もしあなたが、髪や頭皮のパサパサ・カサカサ症状を解消して、健康な髪を育てたいとお考えなら、
◆髪の成長の妨げとなる【香り成分】【美容成分】が入っていない!
◆皮脂の必要量をキープする【泡立ち(洗浄力)】の少ない!
シャンプー剤を選ぶことをお勧めいたします。

 

 

QA002 髪のパサパサを招く●●不足

【髪がパサパサする乾燥症状が気になるあなた、ゆすぎを簡単に済ませていませんか?】

髪がパサパサする乾燥症状が起こるのは冬の定番でしたが、
ここ10年程でがらりと変わり、一年中見られる症状となっています。
シャンプーやトリートメントが髪質に合っていないことが要因と語られる場合が多いのですが、
髪用の顕微鏡で詳しく診察してみると、「お流し不足」によるケースが最も多いのです。
ご家庭でのお手入れについて色々聞いてみると、
「髪全体がある程度濡れればOK」
「シャワーでさっと濡らしているだけ」
「流し過ぎるとキシムから簡単に済ませている」
……など
殆どの方が20〜30秒くらいで済ませてしまっています。
その結果がコチラの写真です。

髪がパサつく原因

 

しっかりしたゆすぎを行なえば汚れの80%は落とせるのですが、
簡単なすすぎではシャンプー剤・トリートメント剤・整髪料・チリ・ホコリ等が残ってしまい、
紫外線の影響を受けて髪は乾燥体質になってしまいます。

 

とは言え、

 

ただ闇雲に力を入れてすすいでいるだけでは、髪や頭皮の汚れは落ちません。

 

指は軽く開き加減にして、第1〜第2関節の腹を使い、1〜2センチ間隔で細かく動かしながら毛穴周りをマッサージしていく要領で頭皮を洗い、

毛先に向かって手グシで髪をとかしながら、2〜5分の時間を掛けてしっかりすすぐことで、まんべんなく汚れは落ちていきます。

 

健康な髪を育てるためには、すすぎをしっかりして汚れを残さないことが基本中の基本です。

 

20〜30秒の簡単なすすぎしかしていないあなた!

是非しっかりしたすすぎを実践して、
髪のパサつき症状の悪化から大切な髪を守ってあげて下さい。