HOME > バックナンバー > 髪の傷みが増幅する? ノンシリコンの誘惑!?
失われたハリコシが甦り見た目年齢が5歳若返る!
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ココ1〜2年の間で、一大ムーブメントになっている「ノンシリコン」ですが、
ワタシもかつてこれ以上のムーブメントを経験しています。
確か1980年代後半の頃だったでしょうか?
わたしが、まだ美容師としてカットをやり始めて間もなかった頃、 資生堂から発売された
「キューティクル・コート」といわれる枝毛コート剤が、
爆発的なムーブメントを起こしました。
(このメルマガを読んでいる30代後半以降の方は思わず
懐かしい〜〜〜!と叫んでいたのでは?)
たった1〜2滴を乾いた髪に付けるだけで、ピンピン出ていた枝毛が
ピターっと張り付いてしまったんですから!!!
美容師ながらそりぁ〜もう衝撃的な出来事でした。
ただ、パーマが掛からなくなったり
ヘアカラーが染まりにくくなるなど、、、
美容師さんからのクレームが、多発してしまってからは、
ウソのようにブームが消沈してしまった!のですけどネ。
■ところで「シリコン」ってナニモノ!?
「枝毛コート剤」が姿を消して以降、
「シリコン」は無くなってしまった訳ではなく、
姿形を変えて脈々と生き続け、、、
1990年代から2010年くらいまでは、
「ツルツル・ピカピカ・サラサラの代名詞」となり
ごく一般的なシャンプー剤やトリートメント剤などの整髪料に
「ポリマー」「ジメチコン」などの成分名で配合されていました。
シリコンが持つ働きの特徴は、ささくれて剥がれてしまったキューティクルを
透明な樹脂成分で皮膜を作って覆い隠してしまう所にあり、
「ツルツル・ピカピカ・サラサラの手触り」を実現させていました。
ただココでも「シリコンによるキューティクルの皮膜保護は髪を傷める!」と
囁かれ始めると何事も無かったかのように、市場から瞬く間に突然姿を消してしまい、
いつの間にやら「ノンシリコンタイプの整髪料が登場!」
となったワケです。
昨今、巷では「ノンシリコン」が毎日のように連呼されて 「ノンシリコン=安全」のようなイメージを抱いていますが、
そもそも「シリコン」が何であり 「ノンシリコン」とは何が違うのかご存知でしょうか?
シリコンが入っている物と入っていない物!? 読んで事のごとくその通りです。
では、「シリコン」はどうでしょう!?
???
「シリコン」とは一般的には、シリコン樹脂と呼ばれる「高分子の合成樹脂」で、
「シリコーン(ケイ素)」とは全くの別物です。
シャンプーやトリートメント等の整髪料には、
ポリエチレン●●、ポリエーテル●●、●●アミン、
カルボキシル●●、アラルキル●●、などの成分名で含有。
水や薬品には強いが、紫外線には弱く劣化が早い
特徴を持ち合わせている、合成的に造られた樹脂の事を指します。
■シリコンが入っていないのに髪はサラサラの不思議!?
シリコンは,ツヤと手触り感を良くする代名詞的な存在だったのですが、
ノンシリコン製品はどの様な仕組みで「ツルツル・ピカピカ・サラサラの手触り」を
実現しているのでしょうか?
答えは「天然または合成の油脂分」によるものと考えられます。
シャンプーやトリートメントをはじめとする整髪料類に配合されている
様々な油脂膜が、ささくれたキューティクルを覆うだけでなく、
内側の壊れたタンパク質をも包んで修復する加工を施すことで、
内側の弾力と表面の滑らかな手触りの甦りを可能にしているのです。
シリコン製品と同等、もしくはそれ以上の
「ツルツル・ピカピカ・サラサラの手触り」実現の裏には
こんなメカニズムが隠されていたのですね。
ただ、シリコン製品は髪の表面のみの作用だったのに対し、
ノンシリコン製品は髪の内側にまで入り込みます。
そして使い続けていくうちに、キューティクルを開閉して空気を取り込む力や、
取り込んだ空気や水蒸気による潤いバランスを調整する力などの、
髪が本来持っている自然治癒力(素髪力(すがみりょく))は失われてしまう!
ウィークポイントも存在します。
■「ノンシリコン」は安全なの!?
では、シリコンが配合されていないのに
「ツルツル・ピカピカ・サラサラの手触り」を演出している
「ノンシリコン」製品は、本当に安全なのでしょうか?
是非を問う前に、まずは下記の写真をご覧ください。
http://goo.gl/rg6o1
少し黒茶っぽくなっている所が、
毛髪や毛穴に溜まっていた酸化した皮脂や
パーマ・ヘアカラーに入っていた油脂分が
シャンプー剤の洗浄成分と一緒に流れ出て
シャンプー台のヘリに固まってこびり付いたと考えられます。
指で落とそうとしても、ネバ〜ッと纏わりついて なかなか落ちません!
掃除をしてキレイにしても、そのまま経過を見守ってみると 約2週間後には同じような状態になってしまいます。
ノンシリコン製品が登場し始めた、2010年頃から時を同じくして シャンプー台にへばりつく汚れが確実に増えてきています。
これは、髪の表面や内側・毛穴や頭皮に蓄積された老廃物、
シャンプーやトリートメント等の美容成分・補修成分などを
当サロンの独自の熱を使わない特殊な解毒技術で、
髪や毛穴から根こそぎ取り出したから、
この様にひと目でわかる状態になったのです。
あなたが通っている美容室がもし、
髪にとって不必要な油脂分を解毒する施術を行なっていないのであれば、
上記の写真にあるようなシャンプー台にこびり付いている油脂膜で
半永久的に毛髪が覆われたまま!という事になり
あなたの髪は「切れ毛」「細毛」へと進行していく可能性大!
髪の治療家である私としては、 「ノンシリコン=安全」だとは、とても言えません。
あなたはこの事実を信じますか? それとも信じませんか?
・パワーのあるドライヤーを使っても髪が乾きにくい♪
・ブラッシングする時、プチプチ切れる毛が増えた♪
・髪がゴワゴワで硬く感じる♪
こんな症状を感じ始めたら、
油脂分の影響で髪が悲鳴を上げ始めている証し。
早急に解毒をする必要があるでしょう!
髪の傷みや抜け毛・細毛・薄毛の悩み解消をサポートする髪の治療院
美容室ルグラン
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