育毛剤には使い始めるタイミングがある？ - 美容室ルグラン 浜松｜髪の悩み解消を叶えるヘアサロン

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育毛剤には使い始めるタイミングがある？

こんにちは。

浜松の髪の悩み解消を叶えるヘアサロン「美容室ルグラン」
艶髪（つやかみ）再生アドバイザー＠田中和義です。

当サロンでも１０月に入り、
秋冬向けにヘアカラーの色味を濃い色にチェンジされる方や、
抜け毛の増加の相談が増えてきました。

やはり誰しも、いきなり抜け毛が増えてくると「このままハゲてしまうのでは？」と
心配になってしまうみたいですね。

私が学んでいる医療系の毛髪再生学的な観点からすると、
10〜12月に起こる抜け毛の症状は大きく分けて、

◆ヘアサイクルが「休止期」を迎えているケース

◆夏疲れによる身体のバランスが乱れているケース

これら２通りのケースが考えられます。

雑誌やメディアでも、秋は抜け毛が多い季節！
ということで盛んに育毛剤のＣＭをしていますが…

ココで注意して欲しいのは、原因も調べずに「ただ抜け毛が増えたから！」
という理由だけで育毛剤を使い始めても、

抜け毛の症状は改善せずハリコシある髪の毛も成長しません。

何故なら、抜け毛症状の原因によってアプローチの仕方違いますし、
育毛剤を使い始めるにはココ！というベストなタイミングがあるからです。

■ヘアサイクルが「休止期」を迎えている!?

私たち人間の毛髪には自然界の四季と同様に、「髪の卵（毛芽期）」「産毛→成毛（成長期）」 「成長の停止（退行期）」「冬眠（休止期）」の４つのサイクルがあり、

１つのサイクル当たり約３ヶ月周期で１２ヶ月で４つのサイクルを巡るこの活動を、
伸び続けている３〜５年の間繰り返しています。

（但し、髪がまとまってゴソッと抜けないように、 毛穴ごとにヘアサイクルはバラバラになっています。）

やがて、３〜５年の成長が終了して「冬眠（休止期）」のサイクルに入り 髪が抜けている状態を、ヘアサイクル型の抜け毛といいます。

抜けている毛が、５０〜７０本くらいでしたら、
休止期の終了とともに自然に生えてきますので心配いりません。

■夏疲れによる身体のバランスの乱れ!?

頻繁に下痢をする、朝の寝起きがツライ、四六時中身体がダルい、
頭痛がする、手足が冷えている、体温が３５度台に下がった、…等

抜け毛の症状と共に、上記の症状が気になるようでしたら、
夏疲れによるホルモンバランスの乱れが影響している可能性が考えられます。

今年の夏は特に暑い日が続きましたから、エアコンを長時間浴びていた、
麺類・スープ・サラダ等の冷たい食品を多く食べた、
キンキンに冷えた飲料水を沢山飲んだ…等、

身体の冷えが続いたことにより、胃腸の消化吸収力の低下による
栄養不良やホルモンの分泌・バランスが乱れて、
抜け毛に繋がってしまったことが考えられます。

このケースで大切なのは、胃腸や身体を温めてあげる手当。

寝る前には冷たい飲料水やアイスクリームの摂取は避け、
温野菜のサラダや塩・砂糖・油を減らした温かい食べ物に変えることを、お勧めいたします。

もし、抜け毛の本数が８０本以上だったり、
身体のだるさが１ヶ月以上続いているようでしたら、
総合病院の甲状腺科で甲状腺の数値を計って頂くことをお勧めいたします。

■育毛剤を使い始める正しいタイミングとは!?

抜け毛が増えたからといって、育毛剤をつければ改善するか？
と言ったら、答えはNoです。

抜け毛を減らしハリコシのある髪を生やすためには、
「健康な髪が生える環境」を整える必要があります。

私たちが口にするお米や野菜を育てる時に最も重要なのが土壌（土）であるように、
髪が育くまれる「毛穴」と「頭皮」の２つの土壌の整備が必須。

育毛剤をタップリ付けても、「毛穴」と「頭皮」に老廃物や酸化皮脂が残っていては、
育毛剤は皮脂膜で弾かれてしまい効果が発揮出来ないのです。

一時的にハリコシがアップしたように感じるのは、 髪の表面を加工して強くなったように装っているケースが殆どで、 使い続けると逆に細くなってしまう恐れがあります。

ここで厄介なのは、毛穴の奥に溜まっている「酸化皮脂」は
どんなに洗浄力が強力なシャンプー剤を持ってしても
落とせない難点を抱えています。

ですから、酸化皮脂を取り除いていくための専用の手当が必要になってきます。

この「酸化皮脂を取り除く手当」と「泡立ちの少ない洗浄効果のマイルドなシャンプー」の ダブルの手当を継続していただき、毛穴と頭皮の汚れが取り除かれクリーンな状態に変わってきた時が 「育毛剤を使い始めるベストタイミング！」となります。

そして、食事や生活習慣を含めた内面的なケアをプラスすることで、
年齢を重ねても「健康で美しいツヤのある髪の成長」が可能となります。

今流行の、傷んだ髪の補修・保湿を重視した整髪料による
簡単便利のヘアケアは一時的には綺麗になりますが、
継続的に美しさを維持する事は出来ません。

年齢を重ねても健康な髪を実現している方達は、
見えない所で努力を重ねています。

「美しくなりたい！」という愛情を、正しいケアで
毛髪にイッパイ注いであげて下さいネ。(*^▽^*)

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