たんぱく質のリサイクル!?「簡単・便利」では再生されないワケ - 髪の治療院のメルマガ「ふわサラな美人髪を叶えるお手入れ術」

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たんぱく質のリサイクル!?

「簡単・便利」では再生されないワケ

いきなり問題です！

人間の体は何で作られているでしょうか？

「水分!?」ですか？

確かに水分は体の約７０％を占めていますが違います。

人間の体の構造や機能を支えているその殆どは 『たんぱく質』から出来ているそうです。

驚いた事にこの「たんぱく質」、
全て新品ではナイ？らしいのです。

「たんぱく質」はリサイクルして再利用

ご存知の方も多いかと思いますが、
体内のタンパク質は２０種類のアミノ酸が主原料で、
数十〜数千個が手を取り合って出来ている分子の総称。

その繋がり方によって種類が分かれて約２万種類以上が存在し、
それぞれ違う働きを受け持っているそうです。

■再利用量は、食事からの摂取量より多い？

人間の身体には、この老廃物化した古いたんぱく質をリサイクルする
「空気清浄機」と同じ様なシステムが存在しているようです。

老廃物化した古いたんぱく質を、分解酵素で包み込んで
再分解して新たなアミノ酸にリフレッシュし、
新しいたんぱく質の再合成に再利用されているのです。

毎日の食事から摂取されるたんぱく質は約７０グラムほど。

体内で１日当たり約200グラムが分解されるたんぱく質のうち、
およそ５０％くらいは再利用されていると考えられている事から、
食事からの摂取量よりも多い計算になります。

人間の身体は昔から、
リサイクルの最先端を行っていたことに驚かされますネ。

■毛髪のタンパク質は、再生されない？

では、毛髪のたんぱく質はどうなのでしょうか？

一般的には、シャンプーやトリートメント等の
“簡単・便利な整髪料”での栄養補給による
タンパク質の補修が謳われています。

がしかし、これらは合成物による疑似加工であって
手触りと見た目は良いのですが、本来のタンパク質の再生とは異なります。

逆に、配合されている「うるおい成分や美容成分」が
老廃物化して蓄積されてタンパク質を劣化させ、

時間の経過とともに硬くゴワゴワな手触りに変わり、
或る日突然プチプチ切れてしまう恐れがある理由から、
当サロンでは使用しておりません。

毛穴から出ている「毛髪（毛幹部）」は空気中の空気を取り入れ、 含有している水蒸気や酸素や窒素等の持つ 「たんぱく質や水分量を維持してキューティクルを引き締める力＝自然治癒力」 で酸化から守っています。

しかし、残念ながら「毛髪（毛幹部）」には
現状のたんぱく質を維持する力はあれど再生力はなく、
いったん傷ついてしまったら元の状態に戻らないのです。

ですから、髪のタンパク質を変性させる「パーマやヘアカラー」は、
施術前の手当てでこの自然治癒力をキチンと保護することが最も大切であり、

施術後にいくらトリートメントを行なっても痛んだ髪は回復しないばかりか、
痛みを増幅してしまう恐れが考えられます。

パーマやヘアカラーで髪を痛めたくない！とお考えなら

施術後のトリートメントをお勧めする所ではなく
施術前の手当に力を入れている美容室を選びましょう！

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