HOME > バックナンバー > 【ふわサラな美人髪を叶えるお手入れ術】ブランド志向が招いた「切れ毛」という悲劇
このような考えをお持ちの、ブランド志向派の方は
まだまだ多いみたいですね。
私も美容師になって2〜3年くらいは、
この考えの信者でした。
ただ当時は、このことが間接的にでも
「切れ毛を増やす要因」だとは考えもしませんでしたが…。
こんにちは。
艶髪再生アドバイザー@田中です。
初めてご来店のなる際、お電話などによるご質問で
「お宅のお店では髪が傷まない“良い薬液”をお使いですか?」
こんなお問い合わせを良くいただきます。
そもそも“良い薬液”とは
何を判断の基準にしているのでしょうか?
「高級な美容成分を入れているから“良い薬液”なのでしょうか?」
「有名メーカーが造った物だから“良い薬液”なのでしょうか?」
この考え方が広まった背景には、
美容師さん側からお客様へのご紹介の仕方にあるようです。
「◯◯さんの髪は傷んでいますから、毛髪保護成分の●●が配合された
“良い(傷まない)薬液”を使用させて頂きます!」
過去にこの様な提案を受けた経験はありませんか?
そもそも、部分々で異なる髪のダメージによって
パワーの違う薬液を使い分ける事で
かかりや染めムラを防ぐようにと開発された意図が
どこの美容室でも同じ様なアドバイスをしたため、いつの間にか
「毛髪保護成分の●●が配合された=“良い(傷まない)薬液」
という部分だけが独り歩きして、今日まで受け継がれてしまいました。
美容に於ける整髪料やパーマ・ヘアカラーの薬剤に関しても
ファッション関係同様にブランド志向がまだまだ根強く
私個人では、どんなに手触りを良くする保湿成分を大量に入れようとも
毛髪の形や色を化学の力によって無理矢理変えるパーマやヘアカラーは
髪に与えるダメージの大小の違いはあれど
“100%傷まない物は無い”と考えてはいるものの
メーカー名や美容成分の配合レベルにより
良し悪しを決める思考はまだまだ健在しています。
■ パーマやヘアカラーでの髪の傷みは「薬液ではなく技術力」
パーマやヘアカラー等の施術は、「とかす、巻く、塗布する」…等
人が介する技術を通して初めて成り立ちます。
パーマやヘアカラーに於ける切れ毛の原因は、
様々な髪のコンディションに対応する
薬液選定の能力不足もありますが
・熱い!と感じるほど加温する
・シャンプーやお流しの力が強すぎる
・頭が引っ張られる巻き方
・痛みを感じる髪をとかし方
・タオルでゴシゴシ擦る
・髪質に合ってない薬液選択
…など
施術工程中による人的技術ミスの方が
圧倒的に多いのです。
酷いケースでは、
『あなたの髪質が良くなかったから!?』と
失敗した責任をお客様に擦り付ける美容師さんも…。
言い換えれば、
「とかす」、「巻く」「塗布する」「力具合」
…等の基礎技術が高ければ、ダメージの蓄積も減ります。
さらに、パーマやヘアカラーの施術前に
髪と頭皮の時間を掛けた保護対策がなされていれば
髪の傷みをゼロに近づけることも可能となるでしょう。
その反面、薬液の力のみに頼っているだけでは
髪の傷みを少なくするのは極めて難しく
ブランド志向への依存が、基礎技術を低下させ
切れ毛のトラブル増加を誘発したのでは?と考えられます。
■ 髪を傷める美容室の見分け方
高いお金を払う以上は
髪を傷めない施術がプロとして当然です。
髪を傷めないことにこだわる美容室でしたら
整理整頓や基本技術には特に力を入れているハズ!
・シャンプー台やセット台周りが汚れていて整頓不足、
・ハサミやブラシなどの道具のお手入れが行き届いていない
・スタッフが傷んでボロボロの髪をしている
・スタッフの服装に清潔感がない
もし外から眺めた時、この様な光景を目にしたら
その店の技術力や信頼も一気にトーンダウン。
他には、電話で問い合わせた時に
「有名メーカーの薬剤を使用している!」
「傷まないパーマやヘアカラーですよ!」
この様な美容メーカーからの請け売りを強調していたのなら、
技術を高める努力よりも薬液の力に頼っている証しですから
細かい所への配慮に欠け、髪を傷める可能性が高いと言えるでしょう。
基礎の技術力があってはじめて、
薬液を自在に使いこなす応用力が活かされる!のですから。。。
あなたの髪のトラブル解消のお役に立てれば幸いです。
パーマ、ヘアカラー、ヘッドスパ等の施術のご予約やご質問は、
下記の専用アドレスからどうぞ。
TEL:0120−732−281(3日前までのご予約が確実です。)
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