植物性のヘナはお肌に優しいと聞きましたが本当でしょうか？ - 浜松市の抜け毛対策美容室「ルグラン・ヘアクリニックWEB 」

あなたの体験したナゼ？から救う、ワンポイントアドバイス

「植物性のヘナはお肌が弱い私でも大丈夫ですか？」

「植物性のヘナカラーのことを詳しく教えて下さい。」

このようなお悩み相談を、浜松市在住のＩ様からいただきました。

最近、健康志向ブームが高まりを見せたせいか、合成品のカラーより
天然の植物を使用した肌への刺激が少ないカラーを求める方が増えてきました。

そんな中、通販や雑貨店などで売上げを伸ばしているのが
『へナ(正式名はヘンナ)』と呼ばれている植物性のカラー！

１０年以上前には雑貨扱いだったため、カラー剤としては認められず
トリートメントとして施術されていましたが…

ココ５年くらいの間に法改正されて化粧品扱いとなったため、
晴れてヘアカラーとして認められたという経緯があります。

■へナって何から作られているの？

原材料は、インドが原産国の『ヘンナ』と言う植物。

中でも、最高品質として名高いのが、ラジャスタン地方で採れたヘナの葉。
何と言っても、鼻腔をくすぐる高級なハーブティみたいな香りが特徴的。

現地の方達は、ヘナの葉っぱをすり潰した物にお湯や水を加えて練り合わせ、
腕などにファッションタトゥーをしたり、髪のパックとして使っているそうです。

■見た目は全部同じに見えるんだけど？

確かにパッと見は同じに見えますが、
積み取ったものを乾燥させ粉末にする段階で

「どの部位を使用するか？」によって
品質のランクが全然変わってきます。

左から

・葉全体＋小枝を使用(低級)～粒子が粗く色味も濁っている(約３割の流通量)

・葉全体を使用(中級)～粒子が粗く発色に時間がかかる(約６割の流通量)

・葉肉のみを使用(最高級)～粒子が非常に細かく発色が鮮やか(１割程度の流通量)

となっています。

■全てが天然品とは限らない？

へナというと、天然の植物から出来ているから安全！と
多くのメディアなどで取り上げられておりますが、
実は、全てのヘナが身体に対して刺激が無いとは言い切れないのです。

カラー剤として認可されて以降、「一般のカラー剤に使用されている染料が混ざっている合成品」が数多く出回っていて、約８割〜９割が合成品だといわれておりますので、注意が必要です。

写真では、左が天然品で右が合成品になります。
色の鮮やかさが全然違いますよね。

見分け方としては、指に少量のヘナの粉末を取ってしばらく擦り合わせてみて
皮膚に色が付いたらほぼ合成品と思って良いでしょう。

黒や暗い茶色のへナも合成品に分類されます。

白髪を染める際に、暗い色になった場合は、
ほぼ１００％に近い確率で合成品と思った方がいいとおもいます。

合成品に限らず天然品といえども、100％安全な物はありません。

人それぞれが持つ体質によってはアレルギーが出ますから、
美容室での施術時はもちろんのこと、ご家庭で使用する際にも
「パッチテスト」をしてから使用してくださいネ。

以上がヘナの基礎的な知識になります。

あなたの、髪の悩み 解消 のお役に立てたら幸いです。