しっかり水分を補給をしたのに脱水症状!?

ただ水分を補給するだけではかえって危険?

 

熱中症を予防するためには水分補給は必須ですが、ただの水を補っていればそれでOK?というと、逆効果を招くケースもあります。

 

炎天下や運動時など、大量に汗をかいた時にただの水をたくさん飲むと、脱水が治まるどころか逆に症状が進行してしまう危険も。

汗で失われるのは「水」「ナトリウム(塩分)」。水だけを飲んだ場合ナトリウムは薄まって筋肉がけいれんを起こしやすい状態になり、

 

身体はナトリウムの濃度を戻そうとして水分を尿として排出してしまうため、水分補給が脱水症状を進行させるという逆転現象に!

 

 

「屋外での運動中に突然足がツってしまった!」ケースは水を多量に飲むことで、体内の塩分濃度が低下したために起こる代表例だそうです。

 

これらを予防するには、ナトリウムや少量の糖分が入った「スポーツドリンク」「経口補水液」を摂取することをオススメ。
水に比べて吸収が早く、脱水症状や水分不足によって乱れた自律神経の回復も早まります。

 

 

 

人間の毛髪も、ミネラルバランスを維持することで潤いを保っています。
毛髪の水分補給で大切なのは『如何にこの16種類の髪のミネラルに近い水分を補えるか?』にあります。

「とにかく水であれば何でも良い」これでは毛髪の潤い対策に効果的とは言えないでしょう!
また、一見すると効果が高そうな「高級な美容成分を配合している」セールスには惑わされない様にして下さいね。

 

 

 

 

水分補給は、のどが渇く前それとも後?

水分を摂るタイミングや、1回にどのくらいの量を摂れば良いの?

 

人間の水分は、汗、尿、便などで1日に約2.5リットルが失われ、飲み物や食べ物で減った分を補っています。

 

睡眠中にはコップ1杯以上の水分が失われていることはご存知かと思いますが、デスクワークや乗り物移動などでじっと座っているだけでも水分は失われていきます。

 

もし、水分が不足したままでいると熱中症の危険が高まるだけでなく、汗によって水分と塩分が不足した血液もドロドロ化が進んで血の塊(血栓)が出来やすくなって危険です。

 

のどの渇きを感じるのは、水分不足状態がある程度進行してからですので、普段からのどが乾く前にこまめに水分を補給することをお勧めします。

 

と言っても、一回にコップ1杯の量を摂る必要はありません!

 

ほんの一口、口のなかに軽く含むくらいの量で充分です。

 

少しでも口が渇いたら、口のなかに軽く含ませることを習慣つけていくと、知らず知らずのうちに500mlから1リットル位は飲めるようになります。

 

特に、高齢者や小さなお子さんは体温調節機能が弱くて体内に熱がこもりやすく、屋内でも熱中症になりやすいので、水筒と冷えピタなどの保冷剤は常に身近な所に携帯しておきましょう。