イオンドライヤーの気になる行く末!?

「イオンドライヤー」家電大手4社、不十分な実験で効果宣伝

 

8月23日(木)の毎日新聞で、イオンドライヤーの検証が不十分ではないか?という気になる記事がありましたので、このブログで取り上げさせていただきました。

 

「イオン発生機能付き」をうたう高性能ドライヤーについて、家電大手4社が十分な実験をせずに髪の潤いや保湿の効果があると宣伝していたことが、東京都の調査で分かった。都は景品表示法の不当表示に当たる可能性があるとして、適正な実験をするよう業界団体に要請。4社はカタログや広告の内容などを改める方針だ。

 

都生活文化局は1月、国内メーカー4社(パナソニック、シャープ、日立リビングサプライ、東芝ホームアプライアンス)の商品の広告表示を調査。その結果、全社の商品で効果を示す根拠となった実証実験の問題点が見付かった。

 

ある商品は、冷風モードで20~30分かけ続けた時のデータを表示。1回5~7分、冬は温風モードを使うのが一般的な使い方とされており、実態に即していなかった。また、3社の商品は被験者が1人だけで、個人差の検証をしていなかった。イオン発生機能がない商品との比較をしていないケースも2社であり、ドライヤーの使用前後のデータだけで頭皮の脂の低減効果を強調するなどしていた……

 

最近の流通状況を見ていると、どのメーカーも販売する商品のサイクルが短くなっていることが背景にあると思われるが、

 

ただ商品を売るためだけに躍起になって、食品の賞味期限ラベルや産地に偽造に始まり、ついには検証不十分なまま世に送り出すなどという、大手中小問わずメーカーのモラルや信用が音を立てて崩れ始めていますが、これ以上消費者を欺く行為だけは止めて欲しいと思うのが私の正直な気持ちです。

 

イオンドライヤーに限らず、効用を過信しすぎない事が大切なのでは…?

 

CMを始めとするメディアの広告では当然、効果効能をうたった良い面しか取り上げられません。
しかし、どんな商品でも良い面と悪い面の表と裏が存在します。

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【上記は当サロンで使用のイオンドライヤー】

 

今回記事となった「イオンドライヤー」も然り。

 

陰イオンをドライヤーの風と一緒に出すことで「空気中の水蒸気と結びついて、潤いのある艶やかな髪に仕上がる」利点を余りにも強調するような宣伝をされていますが、

 

髪に付着した陰イオンは「空気中のチリやホコリ・排気ガスや排煙の酸化物などが持つ陽イオン」を引き寄せるため、髪が汚れやすくヘアスタイルの持ちが悪くなる欠点も持ち合わせていますから、外出する場合はドライヤー終了後に少し時間をおいて帯電が収まってからがベターです。

 

さらに、髪に良いからと言って長時間使い続けると、熱によるダメージを引き起こす場合がありますので、使い過ぎにも注意が必要です。

 

これはイオンドライヤーに限ったことではなく販売されている商品全般に言えることですが、
「良い商品=簡単便利とは限らない!」ということです。

 

これからは、メーカーの言葉を鵜呑みにしたり利点にばかり目を向けるのではなく欠点までも理解した上で、
自分のライフスタイルにあった本当に必要な商品を選ぶ視点を、身に付けていただきたいと思います。

 

 

 

しっかり水分を補給をしたのに脱水症状!?

ただ水分を補給するだけではかえって危険?

 

熱中症を予防するためには水分補給は必須ですが、ただの水を補っていればそれでOK?というと、逆効果を招くケースもあります。

 

炎天下や運動時など、大量に汗をかいた時にただの水をたくさん飲むと、脱水が治まるどころか逆に症状が進行してしまう危険も。

汗で失われるのは「水」「ナトリウム(塩分)」。水だけを飲んだ場合ナトリウムは薄まって筋肉がけいれんを起こしやすい状態になり、

 

身体はナトリウムの濃度を戻そうとして水分を尿として排出してしまうため、水分補給が脱水症状を進行させるという逆転現象に!

 

 

「屋外での運動中に突然足がツってしまった!」ケースは水を多量に飲むことで、体内の塩分濃度が低下したために起こる代表例だそうです。

 

これらを予防するには、ナトリウムや少量の糖分が入った「スポーツドリンク」「経口補水液」を摂取することをオススメ。
水に比べて吸収が早く、脱水症状や水分不足によって乱れた自律神経の回復も早まります。

 

 

 

人間の毛髪も、ミネラルバランスを維持することで潤いを保っています。
毛髪の水分補給で大切なのは『如何にこの16種類の髪のミネラルに近い水分を補えるか?』にあります。

「とにかく水であれば何でも良い」これでは毛髪の潤い対策に効果的とは言えないでしょう!
また、一見すると効果が高そうな「高級な美容成分を配合している」セールスには惑わされない様にして下さいね。

 

 

 

 

QA008 髪のパサつきケアで大切なことは何でしょう?

トリートメントをタップリ付けても、つや出しワックスでセットしても、髪のパサパサパサが一向に改善されないんです!?

 

髪がパサパサして「スタイルがまとまらない」、髪にツヤがなくて「老けて見られる」とお悩みのあなた。

 

今回はこの「パサつきのメカニズムとうるおい対策」について簡単に解説したいと思います。

 

人間は体重の約70%もの体液という水分を体内に蓄えていることで、細胞を作ったり身体を動かすエネルギー、皮フや臓器の潤い維持、体温調節…などを行っているのですが、運動や温度変化等で大量に体液が使われた後に足りない分を補給しないでいると、身体の至る所に異変のシグナルが出てきます。

 

髪もまったく同じで、11~13%の水分を髪内部にキープすることで潤いを維持しています。

中でも特徴的なのは、「キューティクル」が弁の役割を担って空気を出し入れする機能が備わっていることです。

 

植物が空気中の二酸化炭素を取り込んで光合成のエネルギーとする様に、髪もキューティクルを開閉して空気中の水蒸気を取り込む事で潤いを補い、しなやかさとツヤを保っています

 

もし髪内部の水分量が何らかの原因で著しく減った場合には、「パサつきと」いうシグナルで教えてくれます。

 

 

あなたの一番の悩みである「パサつきのシグナル」を引き起こす原因として考えられるのは…

◆パーマ・カラー剤などの異質物の残留、
◆ドライヤーでの乾かし過ぎ
◆エアコン等の冷暖房機器の熱や風
◆太陽からの強力な紫外線
◆空気の乾燥

…等による「化学的・物理的ダメージ」

 

 

更には、
◆血圧降下剤の服用
◆肝疾患や低血圧による血流障害
◆術後・生理前後・妊娠出産

…等による「身体の代謝機能の乱れによるダメージ」もございますので注意が必要です。

 

 

☆これら失われた髪の潤いを取り戻すために一番必要なのは、足りなくなった水分を与えてあげることです。

ただ水分であれば何でも良いの?というと、そうではなく、毛髪の成分である16種類のミネラルが含まれていればベストですが、保湿成分等が一切含まれていない天然ミネラル水であればベターです。
人工的にミネラルを入れて作られた水でも良いのですが、自然の水には適いません。

 

 

なぜなら、人間の髪・肌・身体には、異物の進入から身体を守る「防御作用」があり、ミネラル以外の成分は天然や人工に関係なく、どんなに高級で身体に優しい保湿成分であっても髪内部では異質物とみなされ、身体の防御作用によって馴染まないからです。

 

 

トリートメントや整髪料に頼っているあなたは是非、水分補給を見直してみてください。
髪が本当に喜びを感じた時には「天使の輪」という最高の笑顔で応えてくれます。

 

 

パサパサ髪を直したい!とお考えのあなた、
美容室ルグランまでぜひ一度ご相談下さい。