CO011 抜け毛対策とシャンプー後のすすぎ

シャンプー後、しっかり流したと思ったのに、乾かしたら生え際がかゆい?

 

サロンで頭皮や髪の健康状態を髪用の顕微鏡で見てみると、
ご家庭でのシャンプーやトリートメントをした後のすすぐ時間が少ないかな?と
感じる方が、依然として多く見受けられます。

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整髪料のすすぎ残しは、頭皮のベタつきや毛穴詰まりを招き、フケやかゆみを伴うケースも。

 

特に、額の生え際、耳の後ろ、襟足…などの頭皮や毛穴は指が届きにくいため、
白いフケ状の汚れカスが残っていたり、赤味のある炎症が見られるケースが多々あります。

 

フケやかゆみが気になるから!といって、シャンプー剤の量を増やしたり、
強い力でゴシゴシ洗ってしまったら、かえって症状が悪化する恐れがあります。

 

そんな時は、シャンプー前後のすすぎを、人差し指から小指の4本の指の
第1〜第2関節を使って細かく動かしながら、3分以上の時間を掛けて、
37〜38度のぬるま湯ですすいでみて下さい。

 

もし、上記のすすぎ法を試みて、7〜10日経っても症状が好転しない場合は、
皮膚科医による診察をお勧めいたします。

 

初期症状のうちに手当てしていただくと改善も早いのですが、
もし長期間放置してしまった場合、改善にも長い時間が掛かることを肝に命じて下さい。

 

 

あなたの頭皮のベタつきやフケ・かゆみ、抜け毛症状の解消に
お役に立てれば幸いに思います。

 

 

 

CO009-2 抜け毛対策とシャンプーについて

あなたのシャンプー知識、間違っていませんか?

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正しいシャンプー知識

 

・シャンプーは頭皮を洗うもの、泡立ちが少なく皮脂(弾力と潤いの素)を取り過ぎない物を選びましょう!
髪を洗う物ではないですから、手触りをスベスベさせる美容成分も香料も必要ありません。

 

・手指の第1〜第2関節を使い、優しい力で細かく動かしながら
1センチ間隔を少しずつマッサージする要領で洗っていきます。

 

・頭皮は普段の生活であまり動かさないと言っても非常にデリケート。
優しいマッサージでも十分に血行が促進され、汚れもちゃんと落ちます。

・シャンプー後のキシキシ感は、髪が本来持っている自然な力(引き締め力)で生きている証し。
リンスをつけなくても、キューティクルを整える力は備わっています。

 

 

間違ったシャンプー知識

 

◆シャンプー剤を髪に付けてもみ洗いしている
ハリ・コシ・うるおいを支えている皮脂を摂り過ぎ、キューティクルを傷つけてしまい、
パサつきが悪化します。

 

◆頭皮に爪を立てて洗っている
爪を立てて洗うなんてもってのほか!
非常に薄くデリケートな頭皮を傷つけて、傷口から雑菌が入って炎症を起こしてしまいます。

 

◆強い力でゴシゴシ洗っている
強い力でゴシゴシ洗っても、汚れの落ちる量は変わりません!

強すぎる刺激は、代謝バランスの指令に乱れが生じ、皮脂がたくさん出てきたり、
赤味のある過敏性頭皮となってしまいます。

 

◆ベタベタ感が残るのが嫌で2度洗いしている
汚れや脂分をしっかり落とそうと2度洗いを繰り返していると、弾力と潤いの素である皮脂が不足気味に!
髪と頭皮が脂切れを起こしてパサパサ・カサカサになり、次第に髪が痩せて切れやすい毛質になってしまいます。

 

◆ノンシリコンの物を選んでいるから安心
ノンシリコンだから、天然由来だから安全安心、合成成分だから危険、という事はありません!

香料・油脂分・防腐剤の中には厚生省が把握できていない、
皮膚に障害を起こすかもしれない未知の成分が含まれている可能性があるからです。

 

最近「メチルイソチアゾリノン」「メチルクロロイソチアゾリノン」という工業用殺菌剤を防腐剤として使用、
パーマが掛からない・カラーの色が付かない・皮膚に炎症を起こすという症例があったそうです。

 

◆シャンプー後の手触りがスベスベして気持ち良い
手触りが良いから傷んでいない!というのは大きな間違い。
一時的には良くなったと感じても、手触りを良くする油脂成分が紫外線によって劣化し、タンパク質を傷つけていきます。

 

◆シャンプー剤は、好きな香りかどうか?でチョイス
配合されている香料は天然や合成を問わず、その日の体調や体質にもよりますが、
少量でも皮膚に付着すれば障害を起こす可能性があるという事です。

ただ、香りによる癒しを求めるか、商品の安全性を求めるかは、あなた次第です。

 

 

抜け毛の増加・予防の対策には、髪の生育環境を整えることが基本ですから、
シャンプー剤選びや洗い方は慎重に行なう必要があるのではないでしょうか?

 

 

 

CO009-1 抜け毛対策とシャンプーについて

間違ったシャンプー選びや洗い方を続けていると、抜け毛が増え髪が痩せる!?

 

当サロンでは毎回、施術に入る前に
毛髪診断やご家庭でのお手入れ法などの問診をさせて頂いておりますが、

頭皮や髪にダメージを抱えている方の10人中8人は、間違ったシャンプー知識をお持ちでした。

 

 

「このスベスベの手触りは最高!」「しっかり汚れを落とそうとゴシゴシ洗っている!」

「ノンシリコンだから安心!」「タップリ泡が立たないと洗った気がしない!」

「キシキシすると傷んだ気がする!」「このシャンプーの香り大好き!」

 

もしあなたが、これらの選び方や洗い方を続けているとしたら近い将来、
抜け毛や髪痩せで悩む確率が高いと言えるでしょう。

 

たかがシャンプーされどシャンプーですから、
抜け毛・細毛予防に役立つ、正しいシャンプー知識を学んでいただけたらと思います。

 

シャンプーの意味と本当の役割とは?

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シャンプーの由来は、紀元前のハンガリー語の文献にあり、「マッサージする」という意味で、
マッサージのために香油を塗る・原料として使われていたキンコウボクから取ったと考えられているそうです。

 

シャンプーの役割は一般的には、汚れを落とす事と考えられていますが、
毛髪再生のヘアサイクルに照らし合わせると、マッサージをすることで血流を良くし、
ホルモンの代謝バランスを正常な状態に整える意味が含まれていると思われます。

 

■血流が良くなると、胃腸から運ばれてきた髪の卵を育てる栄養分が、頭皮の隅々まで行き渡るようになり、弾力のある髪が育ちます。

■ホルモンの代謝バランスが正常な状態になることで、髪の卵の元となる男性ホルモンと女性ホルモンがしっかり供給され、ツヤと潤いのある髪に育てます。

 

 

たかがシャンプーでしょ!と軽く考えないで、愛情と労りの心を持って洗ってあげて下さいね。

 

 

CO008 抜け毛対策とシャンプー前のすすぎ

シャンプーする前、髪をさっと濡らすだけで終わりにしていませんか?

 

髪を簡単にサッと濡らした後、直ぐにシャンプー剤をつけている!お手入れを続けていると、
下記の写真のような頭皮の状態になっているケースが考えられます。
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前の日にシャンプーしても1日経つ間には、空気中の酸化物やチリやホコリ・
皮脂・汗・整髪料等の汚れが、髪・頭皮・毛穴を覆ってしまいます。

 

もし、シャンプー前のお流しを簡単に終えてしまうと、髪や頭皮に残った汚れが、
シャンプー剤の洗浄成分とともに髪の中に入ってしまい、髪の組織を痛めてしまいます。

 

シャンプーをつける前の予備洗いは、


・37〜38度のぬるま湯を使い、
・地肌は指の腹で小刻みに動かし
・髪は指を広げて毛先に向かってとかす様に流し

3分以上、しっかりとすすぐのがポイント!

 

時間を掛けて髪と地肌をしっかり洗うことで、汚れの7~8割は落ち、
シャンプーの泡立ちもぐんと良くなりますから、今日から即実践してみて下さいね。

 

 

 

QA006 【地肌や髪がベタつくのはシャンプーのせい? いいえ、それだけではありません。】

「毎日ちゃんと洗っているのに地肌や髪がベタベタ!これって使っているシャンプー剤が悪いの?」

 

今まで経験したことが無いような症状が1週間以上も続いてしまうと、誰しもが不安になってしまいます。

 

 

ましてや、使い慣れていたシャンプー剤を変えたばかりだとしたら、尚更です。

 

 

こんな時、シャンプー剤や洗い方に原因があるのでは?とおっしゃる美容師さんは、生えている髪の毛のことしか見えていないかと思われます。

 

 

何故なら、頭皮や毛穴の状態、毛穴の中で生まれてくる髪や、成長過程にある髪にまで想いを寄せていると、もっと広い視野で原因を捉えるられるもの。

 

 

睡眠時間、就寝時間、食べ物の好き嫌い、食事の時間、体温の変化、ホルモンバランス、薬の摂取、感情の変化、疲労…など、シャンプー剤や洗い方よりも、生活習慣・食生活・身体・心に原因のあるケースの方が多いくらいです。

 

 

・就寝が夜の12時を過ぎていませんか?
・夜中に何回も目が覚めていませんか?
・塩っぱい、油っこい、甘い物をたくさん摂っていませんか?
・食事の時間が不規則ではありませんか?
・体温が35℃台ではありませんか?
・生理不順ではありませんか?
・甲状腺の数値は正常ですか?
・ホルモン系の薬を内服していませんか?
・くよくよ悩みやすいタイプではありませんか?
・ジュース類を飲むことが多くないですか?
・寝る前にアイスクリームを食べていませんか?

 

……なども、地肌や髪のベタつきに関係があるとされています。

 

 

あなたは心当たりがありませんか?

 

 

シャンプーや洗い方も大事ですが、身体の中からのケアはもっと大切です。

 

 

専門的な知識を元にした正しいアドバイスと施術で良質な髪のコンデションを整え、まとまり易い美しいヘアスタイルを実現していきましょう。

 

 

 

QA003 シャンプー選びを間違えると髪や頭皮がカサカサに!?

【しっとりタイプのシャンプーを使っているのに、髪や頭皮が乾燥でパサパサ・カサカサしてしまいます!?】

 

しっとりタイプのシャンプーなら、髪や頭皮がしっとり潤うと思って使っていたのに、一向に良くならない。
それどころか、乾燥症状が更に悪化してしまって正直どうすればパサパサ・カサカサが良くなるのか、全然わからなくなってしまいました。

 

 

私が美容界に入った30年程前は、今のシャンプーほど高機能ではなかったにもかかわらず、

ひどい乾燥で悩む方は100人の内10人いるかいないか位でした。

 

それがどうでしょう、2005年頃から乾燥症状を訴えられる方が急増し、

今現在では髪の悩み相談者100人の約半数の方がパサパサ・カサカサ状態で悩んでいます。
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わずか30年程でここまで乾燥症状が悪化してしまった原因として考えられるのは、

東洋医学的思想から見た場合、身体の冷えが私たち人間に昔から備わっている

「うるおい維持力の低下」を引き起こしていること、そして
毛髪再生学的思想から見た美容では、「うるおい維持力の低下」で減少した

皮脂を取り過ぎてしまう『シャンプー剤の洗浄力』による所が大きいと思います。

 

 

【皮脂のキープが健康な髪と頭皮を育てる鍵!?】

 

 

人間の身体の中から分泌される「皮脂」は、
・顔や頭をはじめ、体全体のお肌の水分の蒸発を防いで潤いを維持
・身体の中にお水が入らない様にシャットアウト
・身体の中にウィルス(病原菌)が入らない様に保護
・髪の卵を製造するための栄養素
・毛髪の潤いや弾力の維持をサポート
……など、

重要な働きを任されているだけで無く、

健康な髪を育てたり維持していくためにも無くてはならない成分なのです。

 

本来シャンプーは、余分な汚れや脂を取り除きながら潤いに必要な皮脂量をキープする目的で使われていましたが、香り・手触り感・泡立ち感の気持ち良さが重要視されるにつれて、髪と頭皮のパサパサ・カサカサ症状が悪化している様に感じられます。

 

 

もしあなたが、髪や頭皮のパサパサ・カサカサ症状を解消して、健康な髪を育てたいとお考えなら、
◆髪の成長の妨げとなる【香り成分】【美容成分】が入っていない!
◆皮脂の必要量をキープする【泡立ち(洗浄力)】の少ない!
シャンプー剤を選ぶことをお勧めいたします。