QA011 頭皮の湿疹と痒みに関するお悩み

頭皮の湿疹や赤み・痒みがなかなか治らず、長い間悩んでいます。それと最近、髪が細くなってきた様に感じます!?

 

皮膚科で診察してもらったら脂漏性皮膚炎ということで、
※2ニゾラールローション※3リンデロンVGローションを処方されましたが、
ヒリヒリする刺激を感じたため途中で使用を止めてしまいました。

 

このまま薄くなってしまわないか?と凄い不安なのですが、どうしたら良いのでしょうか?

 

半年前、当サロンに初めてお越しいただいた30代のOLの方から、この様なご相談を受けました。

 

まず始めに、この「脂漏性皮膚炎」の症状についてですが、大きく分けると2通りのケースが考えられます。

1つは、真菌というウィルスが影響しているケース。

もう1つは、皮脂の分泌が過剰気味で起こるケース。

 

今回のケースですと、皮膚科で「ニゾラールローション」が処方されており、
頭皮と髪専用の顕微鏡での診断と照らし合わせた結果「真菌が影響している脂漏性皮膚炎」と判断。

 

 

髪と頭皮の油脂や老廃物除去

植物由来の生薬の力を借りて、毛穴の奥に詰まっている酸化した脂分や
髪や頭皮に残っている整髪料の合成油脂を浮かせていきます。
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真菌を殺菌

イルガサンDP-300(トリクロサン)配合の薬用ソープを使用して、
毛穴と頭皮の汚れを優しく洗い上げる独自のシャンプー法で真菌を殺菌。
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炎症の軽減

「独自調合の天然ミネラル弱アルカリ水」+「頭皮のツボの気功マッサージ」により
炎症を抑え血行を促進しながら潤いバランスを整えていきます。
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これら3工程に及ぶ、脂漏性皮膚炎用の施術をアドバイスさせていただきました。

 

 

上記の行程を、最初は2週間に一度、1ヶ月後からは30日に一度のサイクルで施術を実施。

 

 

ご家庭でも、サロン使用の薬用ソープで頭皮を洗髪・ミネラルとオイルバランスを整える手当と並行して

 

 

食事の味付けは塩分や脂分を控えて温野菜を多めに、
使用する油は酸化しにくいオメガ3系の油に変えていただく様アドバイス。

 

 

一ヶ月後には頭皮のかゆみが治まり始め、六ヶ月経過した今では、
赤味や湿疹も殆ど気にならないレベルまで改善しております。

 

 

後は、皮脂の分泌が正常になって頭皮のベタつきが治まってくれば治療は終了です。

 

 

頭皮がベタベタしてかゆいからと言って「シャンプー剤を沢山つけてゴシゴシ洗う」
ような自己流の手入れでは症状を悪化させてしまうケースもございます。

原因は人それぞれ違いますから自分勝手な判断はせず、
皮膚科医や髪の専門家に相談することをお勧めいたします。

 

 

※お薬の豆知識
(1)ビーソフテン(外用薬)
ヘパリン類似物質という成分名で、抗炎症血行促進や皮膚の保湿剤として処方。
副作用として、かゆみ、発赤、発疹、炎症、刺激感が生じるケースがあります。
(2)ニゾラールローション
ケトコナゾールが成分名です。真菌症治療剤で脂漏性皮膚炎などに用いられます。
副作用として、かゆみ、発赤、ただれ、カブレ、刺激感が生じるケースがあります。
(3)リンデロンVGローション
ステロイド剤です。また、脂漏性皮膚炎の場合(1)との併用は良くない薬のようです。
下垂体、副腎皮質系の機能を抑制することがあります。

 

 

 

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